ヤンマーがトラクター事業に再参入
2018-10-22


ヤンマー・サウス・アメリカ有限会社(北原健二社長)はブラジル農業分野での事業拡大を目的に、サンパウロ州インダイアツーバ市工業団地にトラクター生産の新工場を建設、10日に完工式を行いました。

 ブラジル・ヤンマーは2001年にトラクター事業をアグリテック社に売却、同事業から撤退していましたが、昨年、世界最大のトラクター市場インドで市場占有率3位のインド企業ITL社に資本参加、提携を強化したことで、ブラジル・トラクター市場に再参入の機会を窺っていました。

 ヤンマーはインド企業との提携で、ブラジル市場での価格競争力が高まり、競合他社より低価格で販売する基盤が出来たとしており、新工場では当面、ITL社ブランドのトラクター「Solis」(75馬力と90馬力)を生産します。将来はヤンマーブランドのトラクターも生産、販売したいとしています。

 事業計画では2020年に2000台以上を販売し、これに付随する部品や移植機械、管理機械の販売も手がける計画です。

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