国際サッカー南米大会放映にTV局が無関心
2019-05-23


南米サッカー連盟に加盟する10カ国と招待国のカタール、日本を加えた12カ国で争われるサッカーの国際大会「コパ・アメリカ 2019」が14日、サンパウロ市内のモルンビー・スタジアムで開幕します。ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、コロンビアなどの強豪国が南米王者の座をかけて競う同大会は、サッカー好きの人々が楽しみにしているイベントです。しかし、ブラジルのテレビ各局は放映に関心を示していません。

 20日付伯字紙によると、今大会はブラジルの5都市で開催され、テレビ放映権は、グローボ局が5100万レアル(約15億円)で獲得しました。グローボは放映権料の一部を回収しようと、他のテレビ局に試合の放映権を2000万レアル(約6億円)でサブライセンス(再許諾)しようとしましたが、放映に興味を示した局は1社もありませんでした。

 報道では、テレビ局が興味を示さなかった理由を「ブラジルが経済危機にあり、サブライセンス料が高額過ぎる」と指摘しています。開催期間が短く、国際サッカー連盟(FIFA)主催のワールドカップほどは影響力がないコパ・アメリカに、台所事情が苦しい各局は、大金を投じても元が取れないと判断したと見られています。

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