リオの贈収賄事件で検察が調査に着手
2019-12-03


地元メディアによると、リオデジャネイロ州検察局は2日、リオ市庁舎で行われた贈収賄事件の調査に着手しました。調査はマルセロ・リオ市長が関与していたかについて、重点的に行われます。

 贈収賄事件はリオツール社長兄弟の実業家、ラファエル・アルベスを中心に行われたとされています。リオツール社長は事件に関与していないと話しており、検察はラファエルの所在をつかめていません。

 事件は、汚職事件に絡んで逮捕された両替商のセルジオ・ミシェイの自供で明らかになりました。事件の内容は、自治体との請負契約締結を巡りラファエルが仲介、企業が契約できたため、成功報酬としてラファエルに特定の金額を支払った、というものです。ラファエルは事務所を持っていないため、小切手などの受け渡しはリオ市庁舎内で行われたと見られており、契約の段階で市長が関与していたかどうかに注目が集まっています。

 報道では、ラファエルが2016年、企業家を市役所に連れて行き、企業家が寄付したことからラファエルは市長の信頼を得たとされています。事件での贈賄金額は1500万レアルとされています。

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