ブラジルのメディアによると、元コリンチャンスのパウロ・ゲレーロ選手が退職補償基金から230万レアルを不正に引き出していたという件で、連邦警察は28日、同選手の不正引き出しに関する捜査を開始しました。警察は、同選手が230万レアルの詐欺被害に遭った詐欺事件とみています。

　ゲレーロ選手は現在、ペルーのクラブ、セサール・バジェホでプレーしていますが、不正引き出しは詐欺だと告発し、それがきっかけで捜査が始まりました。警察はこれまでの捜索で、同じ詐欺に遭ったと思われる他のアスリートの名前のリストを発見しており、詐欺事件の捜査は新たな段階を迎えています。

　警察によると、詐欺師らは虚偽の書類を持って選手の代理人を装い、引き出しを行った見ています。事件の首謀者は横領、公文書改ざん、虚偽文書の使用、犯罪結社などの犯罪に該当し、最高20年の懲役刑が科せられます。