エーザイがブラジル企業と提携
2018-10-23


医薬品メーカーのエーザイは16日、肥満症治療剤のラテンアメリカ及びカリブ地域17カ国(ブラジルを除く)での独占的開発・販売権をブラジル製薬会社のエウロファルマに付与する契約を結んだと発表しました。今後エーザイはエウロファルマに肥満症治療剤を供給し、エウロファルマから契約一時金のほか、各国での開発・販売の進捗度に応じた報酬を受け取ります。

 エーザイによると、肥満症治療剤は脳内の「セロトニン2C受容体」を刺激し摂食を抑制、満腹感を促進する、としています。米国内では2012年に食品医薬品局の承認を受け、13年6月から販売しています。また、16年7月にはメキシコで、同12月にはブラジルから、それぞれ承認を得ました。

 契約ではアルゼンチン、ベリーズ、ボリビア、コロンビア、コスタリカ、ドミニカ共和国、エクアドル、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス、メキシコ、ニカラグア、パナマ、パラグアイ、ペルー、ウルグアイ、ベネズエラでの開発・販売権がエウロファルマに付与され、エーザイはラテンアメリカに強固な事業基盤のある同社との提携で、これらの国々の肥満症患者に同薬を迅速に届けられる、としています。

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