サンパウロ市の公園利用再開
2020-10-27


ブラジルメディアによると、ウイークデーのみ開放されていたサンパウロ市の州立公園と市立公園が、31日から週末にも開放されることになりました。26日、サンパウロ市のブルーノ・コバス市長が発表したものです。利用が再開される公園は、飲用噴水、ベンチなど共用される設備の消毒、清掃が強化されます。

 サンパウロ市の公園は7月に市民に開放されましたが、開園時間は短縮され、月曜日から金曜日までしか利用できませんでした。同市の有名なイビラプエラ公園も週末にサイクリングを楽しめることになります。

 サンパウロ市には107の市立公園がありますが、利用が再開される公園の開園時間はマチマチです。全体としては午前6時から午後6時までが多いようです。

 しかし、コロナ禍が終わったわけではなく、市役所は、「利用者は各自1.5メートルの間隔を保ち、高齢者、妊婦、授乳中の女性、病気の人など感染リスク高い人はなるべく公園利用を控えるように」と呼びかけています。マスクの使用は必須になっています。

 週末と休日の公園開放は実験的な色彩が濃く、とりあえず1カ月間開放され、問題ないと判断されれば続行されます。公園内の売店、駐車場も再開される予定ですが、社会的距離を保ち、行列ができないことが再開の条件になります。

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